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おんぶはこりごり」 みんなの声

おんぶはこりごり 作・絵:アンソニー・ブラウン
訳:藤本 朝巳
出版社:平凡社
税込価格:\1,650
発行日:2005年03月
ISBN:9784582832563
評価スコア 4.55
評価ランキング 6,605
みんなの声 総数 37
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37件見つかりました

  •  アンソニー・ブラウンさんの画力とユーモアのセンスに傾倒している私ですが、この作品は世の家事に押しつぶされそうな方たちにお薦めしたい作品です。

     「シェイプ・ゲーム」のパロディ化されたシニカルな笑いを誘う作品と同様、この作品もブラウンさんの遊び心満載です。

     表紙絵からも想像できますが、口を開け、ソファーから動きもせず、ただひたすらママの甲斐甲斐しいお世話を受けるパパと息子たち。
     その姿は、そうまさに原題どおり、ブタですね(笑)。

     暗めの色調で、小さなコマ割りで描かれたママの家事の様子と、照明が眩しいくらいのリビングでのパパと息子たちのグタ〜〜〜ッとした様子のコントラストに苦笑い。

     ついにママが、“ぶたさんたちの おせわは もう こりごり”と家出。

     さ〜〜〜、この後は皆さんも想像がつきますよね(笑)。
     読んでのお楽しみという事で。

     あとがきのタイトル(原題)の洒落についてを読み、な〜るほど。
     さらに、パパの影、何気なく飾られてある名画のパロディ化、ママが出て行った後の壁紙やソファーの模様、台所の水道の蛇口、電話機、外の狼の影、などなど、数えが上げたら切りの無いユーモアたっぷりに出現するブタ・ブタ・ブタ・・・。

     家事を一人で背負っている大人の方(お母さんが多いのかな?)たちへ
     読んで笑って、日ごろの憂さを吹き飛ばしましょう。

     そうそう、我が家も少々家事に関する業務分担の再確認をしましょうかね(笑)。

    投稿日:2011/09/20

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  • こんな絵本、初めて読みました(笑)子供も確かに読み聞かせ対象になるけどむしろパパにぜひ読み聞かせたいと思って、パパの居る日に読み聞かせしました。

    タイトルからは、普通に子供をおんぶして腰でもいためてこりごりって言っているのかなと思ったらぜんぜん違う!

    ママはいつもお世話ばかりでお礼も言われない。「ごはんまだー。」というパパの姿がサイズの大きな子どものよう!ある日みんなが帰ってくると「もうブタの世話はこりごり」と置手紙をしてママがいない。そしてみんながママ業の大変さを知る。

    ラストが良かった。

    これは、家事を手伝わせたいときに読んだほうがいいですね。

    投稿日:2011/08/24

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  • これは困った

    この絵本を読んで、正直困ってしまったのです。
    自分と息子がブタに思えてきたのです。
    ここまでひどくはないぞと思いつつ、嫁さんの冷たい視線をどこかに感じてしまったのです。
    そうです。我が家も嫁さんにおんぶ状態。
    とても辛い絵本でした。
    そんな絵本を男であるアンソニー・ブラウンが書いている。
    これって父親につらくはありませんか。

    それにしてもブタになってしまった父子。
    途中の絵も見事。影がブタになっていたり、部屋に飾られた絵も意味深長。
    つらい絵本とは思いつつ、ブラウンマジックに余韻が残る絵本でした。

    投稿日:2010/06/04

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  • おもしろいブタ化

    顔も描かれずに懸命に家事をしているママが痛々しいですが、
    このママ、ちょっと頑張りすぎです。
    人だけではなく、部屋がどんどんブタ化していくところが、子供には楽しいみたいです。
    現代的なテーマだと思いました。

    投稿日:2010/05/05

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  • この絵本は「お母さん」に読んであげては

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子10歳

    この絵本の中の「お母さんの気持ち」よくわかります。
    これは子どもたちのためよりも、
    お母さん(家の中の主婦)のための絵本ではないでしょうか?

    最近の日本の家庭では、家事の分業が当たり前のようになってきていますが、
    「お母さん」も仕事を持っていながら、やはり「お母さん」が家のこと、子どものことに人一倍動いていませんか?
    (うちだけだったら悲しいけど)

    そんな、主婦のいたたまれない家政婦気分を払拭してくれるお話でした。
    どうでしょう?この絵本は子どもたちやお父さんが、お母さんに読んであげるっていうのは?

    投稿日:2010/04/07

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  • 「おんぶ」とは深い

    「私は家政婦じゃない!!」というママたちの言葉がそのまま絵本になったような作品です。
    娘は、そういう深いところより、
    絵の中のブタ探しに夢中で、なによりその部分が気に入っているようです。

    ずっと表情のないママが反乱を起こし、
    家族が改心するころ、とてもいい表情で帰ってきます。
    最後、ママが車を修理するシーンにも、
    ナンバープレートに遊び心が・・・。

    家族のお世話を「おんぶ」と表現した訳者のセンスも抜群!!
    (英語的にもかかっているようです)
    探せば探すほどおもしろく、味わい深い作品です。

    投稿日:2009/10/26

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  • ママの溜飲が下がる本

    何気なく借りてきた本なのですが、「ママの溜飲が下がる本」なのではないでしょうか。

    毎日の家事、家族は誰も手伝ってくれない。お母さんの疲れきった表情は、自分を見るようなんて思うのでは。

    私も、二度ほど家出したことがあります。といってもすぐに帰ってきましたが…。突然、何もかも放り出していなくなりたい心境になったこともあります。

    うちの夫は育児にも協力的で、人並み以上の夫ではあると思ってはいるのですが、それでも話していてもわかり合えないな、気持ちをわかってもらっている気持ちにならないということがあります。

    お母さんなら、こんな気持ち誰でも抱えているものなのではないでしょうか。
    お父さんや子どもたちへは警告的であり、お母さんには共感できて、家族で読みたいというのか、お母さんサイドから言うと読ませたいという本であると思います。

    投稿日:2008/11/08

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  • アンソニー・ブラウンさん

    以前にも同借者の作品を読んだ事がありそれ以来注目している作家さんなのでこの絵本を選びました。家族は皆で協力してこそ快適に暮らせる事を教えてくれる絵本でした。誰か一人が負担になっているとやっぱり駄目なのだと学びました。自分達で出来る事は極力して、人の事でもいたわって協力し合う事が大切なのでと思いました。性別に関係なく思いやりの心こそが必要なのだと学びました。お母さんは車の修理まで出来てしまうなんて驚きです!素晴らしい!

    投稿日:2008/11/28

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  • ママのストライキ!

    いつもしてもらっていることが、当たり前になっていて気づかないことってあると思います。有難く思っていても、労いの言葉をかけないでいろことが、多いことに気づかせてもらった絵本です。ママのストライキで、ママの有り難味を知る機会が出来てよかったと思いました。主婦は毎日忙しいと思います。まして、ワーキングママは、朝から晩まで自分の時間がないくらいに家事の仕事に追われていると思います。家出してよかったと思います。家事の分担が出来て、自分にもゆとりができてよかったと思いました。ぶたさんのバッチとか、ぶたさんのドアーの取っ手とか、お月様が豚顔だったりして、おもしろく愉快にさせる工夫もよかったです。特に、パパと子供たちに読んでほしい絵本です。

    投稿日:2008/11/30

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  • ぜひぜひ 各ご家庭に1冊お勧めします♪

    • みぽみぽさん
    • 30代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 女の子13歳、女の子9歳、女の子4歳

    幸せそうな家族。両親とそしてかわいい2人の息子たち。
    でもでもあるとき、お母さんが家出して・・・。

    おいしいごはんを作ってくれるお母さん、家の中を整えてくれるお母さん・・・

    当たり前だったことが、お母さんの不在で当り前ではなくなったとき家の中はいったいどうなるの・・・?

    この絵本は、ぜひパパ達家族の前で読んでみたい絵本です♪
    だって、実は母たちの素直な気持ちがこの絵本の中には
    ふふっっ  って笑ってしまう絵の中にギュッと入っているように感じます。


    きっとうちの娘たちも感じ取ったのか・・・
    「お母さん、今日アイロン制服にかけてくれてありがとう♪」
    「洗濯物、たたんどいたよ♪」
    「食器、流しに運んどいたよ♪♪」
    「お風呂、冷える前にはいっておいでよ♪ ゆっくり疲れをとったら♪」 
    「お味噌汁、おいしいね♪」  ・・・などなどなど

     
       え?どうしたの?

    と言いそうになるやさしい言葉と行動をたくさんたくさん母にくれました。
     
    「ありがとう♪  たすかるわぁ♪」
    と、母もモチロン感謝の気持ちを言葉にして伝えました。

    この絵本を読んで、なんだかお互いに思いやりを素直に出すことの大切さを改めて実感したような我が家でした。

    投稿日:2008/11/15

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