登場する動物達がみんな、あとから来る人への思いやりの気持ちを当り前のように持っていることにハッとさせられました。
大人こそ学ぶべき点が多い絵本だと思います。
淡い色調とやわらかいタッチで描かれた絵と、
優しい語り口調で紡がれるストーリーに自然と読む声のトーンが穏やかになります。
2歳の息子はうさぎさんが作ったしるしにつけた椅子のしっぽが好きで、ページをめくるたびに「しっぽ見つけた!」と指さして喜んでいます。
長すぎたお昼寝から目覚めたロバさんが、ねぼけまなこをこすりながら
「どんぐりってくりの赤ちゃんだったかしら」
って驚くラストはなんともほのぼのしていて素晴らしいです。
何度も何度も読み聞かせたい本です。