絵本が作られた背景を知る前と後では、
絵本に対する感じ方が違ってきます。
思わず吹き出しそうなラーメンちゃんのダジャレ。
面白いだけかと思いきや・・・
実は、あの震災があった宮城県石巻の子どもたちに届けた絵本なんです。
それを知ってもう一度読んでみると、不思議。
違った世界が見えてきました。
泣いている子には、「なんとかなるとー」
ひとりぼっちの子には、「しなちーく よろちーく」
元気のない子には、「ほうれんそう げんきだそう」
すべて、子どもたちを元気づけようとする
長谷川義史さんからの励ましのメッセージだったのです。
つるつる つるつる めんが出てきて、
めんの上を渡っていく子どもたち。
こどもたちGO こどもたちGO こどもたちGO
子どもたちへの応援歌。
「こどもたちよ。前を向いて、しっかり歩め!」
そんな言葉が浮かんできました。
私は、涙が出てきました。
でも、子どもたちには、大きな声で笑ってほしいです。
だって、子どもは笑顔が一番ですから。