邦訳を竹下文子さんがされているのですが、この竹下さんの後書きがいいです!
何より、この絵本のことを一言(?)で分かりやすく説明してくれていました。
この絵本が出版されたのは1974年だそうです。
≪今≫というのは絶え間なく技術が更新されています。
ですから、この絵本で描かれている『物の作り方』はその当時としての一般的な作り方であって、≪今≫とは違います。
でも、ここに描かれているような物の作り方考え方があってこそ、
≪今≫があるんだ。ということが、読んでいくとなんとなく伝わってきます。
作品の中では可愛い擬人化された動物たちが、ちょこちょこと働いています。
この本を読んで、何かの物づくりに興味を持ってくれる子が一人でも出てきたら、それは素敵なことだろうと思いました。
いろいろな『製品』を紹介してくれているので、時間の取れるとき、小学校の読み聞かせでも紹介したいです。