まいごのペンギンが寂しそうなのを見て、男の子は何かしてあげたいと、帰るべき場所を探し、送り届けます。
でも、本当はね・・・ペンギンはね、大好きな男の子と一緒に居たかったの。
それに気付いた男の子はペンギンの元に戻り、二人は抱き合います。それは、とても心温まる場面です。
そう、誰かに何かをしてあげたいって思うとき、それが本当に相手の求めていることなのか、見えなくなってしまうことってあるなあ・・でもたとえ求めてたこととちがったって、そのひたむきな姿あったから、二人の間に深い絆が生まれたのかも知れない。などとちょっと思う所がありました。
子どもはペンギンのかわいらしさにキューンとしていたみたいです。
日に日に冷え込んでくるこの季節・・心がぽっとあったかくなる、そんなとってもキュートな絵本です。