転んだりした時に“痛いの痛いの飛んで行けー!”とやってもらっていたような記憶があります。これがわらべ唄だったとは気がつきませんでした。わらべ唄というのは堅苦しいものでなく自然と生活の中に入り込んでいるものなのかなと感じました。”ちちんぷいぷい”も小さい頃使った気がします。でも、“痛いの痛いの飛んで行けー”と必ずしもセットで使っていなかったように思います。“泣いたカラスがもう笑った“も知っています。うさぎが痛いのを直してくれていたとは今まで知りませんでした。娘にこの本を読み聞かせたおかげで知ることができました。有り難いことです。“痛いの痛いの飛んで行けー”のフレーズを知っていたので親近感がわいてこの絵本を手に取ったのですが、この主人公の女の子の表情が独特で目に焼きつきました。泣くシーンではとにかく痛くて悲しくてもうどうしようもない。という気持ちが絵に出ています。最後ウサギに痛みを取ってもらった主人公が笑うところが好きです。ビックスマイルではないところが気に入りました。今まで泣いていたのですから控え目な笑顔です。その笑顔がとても自然で好きです。“痛いのがとんでいってよかったね”とこちらも自然に声をかけたくなる笑顔です。