長く読み続けられているアンジェリーナシリーズの記念すべき第1弾。
1983年の初版。
主人公のねずみのアンジェリーナは、バレエが大好きな女の子。
踊りだしたら、無我夢中の状態。
踊っていると、用事や約束もみんな忘れてしまい、家だけでなく、ご近所や学校でもまわりに迷惑をかけっぱなしになってしまうのです。
見かねたおかあさんがおとうさんに相談します。
おとうさんは、すこし 考えてから、
「私に良い考えがある」と言うのですが、こんな夫婦関係って良いですよね。
その解決方法とは、アンジェリーナをバレエ学校に通わせて、思う存分踊らせること。
思いっきり踊れるものだから、日常生活にメリハリがついて、優等生になるから不思議なものです。
それにしても、解せないのは、エンディング。
これで、シリーズが延々と続くと思えないのですが、2作目以降も読んでから投稿したいと思いました。
どちらかと言えば、女の子向きの話で、きっと共感できることでしょう。
小さい頃に、自分の夢に出会えたアンジェリーナは幸せもので、そんな出会いを子供に見つけてあげたくなる、そんな絵本だと思います。