シンプは、醜いめすの子犬です。
引き取り手もなく、とうとう飼い主のおじさんにも捨てられてしまいました。
野良犬となったシンプの行く末は・・・
想像しただけでも可哀想で、先を読むのが怖かったです。
ねずみにおこぼれをもらえたものの、
その後は、ねこに追われたり、最悪なことに野犬狩りに捕まったり・・・
そんないろいろな危機を乗り越えて、
シンプは、サーカスのピエロのおじさんと出会います。
ピエロのおじさんもまた、ショーが面白くないと、くびになるところでした。
そんな二人が出会ったとき、奇跡が起こります。
この絵本を読んで、犬を捨てちゃだめだ!とか、
自分の居場所を見つける旅、
助けてくれたおじさんに恩返しをする話、
困難に立ち向かって、幸せを掴んだ犬、
いろんな感想が思い浮かんできましたが、
私が一番思ったことは、
出会いって、本当に大切だな〜と実感したことです。
シンプは、悲惨な生活をした時もあったけど、
サーカスのピエロのおじさんと出会って、
とても幸せになれて、本当に良かったです。
読んであげるなら5歳くらいから。
娘も良かったといってました。
題名に目を惹き、なんだろう?・・・と興味が湧きそう。
最後の最後に、納得いきます。