「あめのもりのおくりもの」 ５歳のお子さんに読んだ みんなの声

このお話はヤマネさんとクマさんの友情のお話でした。クマさんのためにお花を摘みに行ったヤマネさんと、そのヤマネさんが心配で助けに行ったクマさんと、二人ともお互いの事をとっても思いやっていて感動しました。うちの子もこのお話を聞いていて「二人とも仲良しだね！！」って言っていました。

大好きなくまくんとやまねくんシリーズの一作。

雷の苦手なくまくんが、くまくんの為に
紫陽花を取ってこようとするやまねくんを
助けにいくお話です。

雷や雨の描写が結構迫力があって
子供はハラハラドキドキといった感じ。
ようやく助け出されたやまねくんを見て
ホッと一息ついていました。
くまくんに怒られて「ごめんね」と謝った時の
やまねくんの可愛さに何度も「かわいー」を
連呼していました。

それだけハラハラしたので、雨上がり
紫陽花咲き乱れる山で見た虹を
心底安心した心持ちで見つめていました。

クマさんとヤマネくんが織りなす、とても温かいお話でした。
大好きな友だちを思う気持ちと、大好きな友だちを危険から守りたい気持ち。どちらもとても素敵でした。
ふくざわさんが描くたくさんの紫陽花がとても美しいことも、印象的な絵本でした。

「おおきなクマさんとちいさなヤマネくんのシリーズ」の秋と冬バージョンをそれぞれの季節で楽しんでとても良かったので、他の季節のものも読んでみたいと思いました。
こちらは梅雨時期のおはなしでした。あじさいの花をクマくんに見せるために、雨の中をでかけたヤマネくん。でも洪水が起こってしまって・・・
体は大きいけれど臆病なクマさんが、ヤマネくんの身を案じて勇気をふるって嵐の森を探しにいきます。そんな二人の友情にはいつも感動してしまいます。
雨上がりに咲くあじさいの上に、美しい虹が見えるページは圧巻です。

　クマさんとヤマネくんシリーズは、我が家ではこれが３作目になります。親子ですっかりファンになり、今回もわくわくしながら開きました。

　舞台は雨の森。娘もクマさんと同じく雷が大の苦手です。日本に行ったときに経験した２つの轟音・・・「Jは雷とtrain （新幹線）の音が大きら〜い！」と、頭から布団をかぶったクマさんを見ながら、思い出したように言いました。（たしかにどちらの音も初めて聞いたときにはびっくりしますよね！）　

　家の前が洪水になり、怖さも忘れ、雨の中を夢中でヤマネくんを探しに出かけるクマさん。 娘は、口に手を当て、「ああ〜〜！」と何度も叫びながら、ヤマネくんの行方を心配しています。本当にどうなっちゃうんだろうと、手に汗握る展開です。
　「ヤマネくんをさがしにきたんだよ！」　心配のあまり、ちょっと怒った声で言うクマさんに、
「ごめんね。クマさんに　あじさいをみせてあげたかったんだ」と答えるヤマネくん。２人の気持ちが、じんじん伝わってきます。今までの緊張が一気に解けたように、娘もにっこり。
　２人で見る虹の美しさは格別だったことでしょうね。