大きな町に住んでいるソフィーは、夏休みになって、電車に乗って、いなかの、おじいちゃんとおばあちゃんの家に行きました。おじいちゃんは、ソフィーに小さな畑と、手にあった大きさの道具を準備していてくれました。ソフィーの野菜作りの始まりです。
とても絵本とは思えない、まるで、野菜作りの教科書のようです。優しく教えてくれるおじいちゃん、一生懸命に頑張るソフィー、そして、近所の人たちとの温かい触れ合いが、大きな収穫につながっていくような気がしました。
野菜と一口に言っても、花を食べるもの、根を食べるものなど、普段は意識しないことが、次から次に入ってきます。虫にしても、役に立っているもの、悪いもの、それを見極めて対応する知恵も得ることができました。
とにかく、内容がとても充実している一冊です。
これを読むと、畑仕事、やりたくなっちゃいます。あとは、日本では珍しい野菜たちの情報もあり、とても勉強になりました。