「プリンちゃん」シリーズは、
とにかく可愛くてあったかくて大好きなのですが
この「プリンちゃんとブラウニーとうさん」は
今までのおはなしに輪をかけて 可愛い!!
そして、心がポカポカになる、優しいおはなしです。
おとうさんとプリンちゃんが ふたりで釣りに出かけるという 意外なはじまり。
女の子向けの、こんなに可愛らしい絵柄で、釣りって・・・?
と不思議に思いましたが、
ふたりの釣り道具や、ぼうし、てぶくろを見て
「どんな釣りをするんだろう?」と、早速わくわく!
お父さんの持っている 魚のえさ、なんだか甘いものばかりみたい。
プリンちゃんのかぶっている金平糖のぼうし、
たまらなく可愛い・・・。
釣りの場面も、可愛いのです。
ショッピングやお食事ではなく、
「釣り」というところに惹かれます。
プリンちゃん、女の子だけれど、とってもアクティブなのね!
物語の中でプリンちゃんが釣るものは、
「おさかなじゃないもの」ばかりですが、
「すごいでしょう!」って素直に喜んでいるプリンちゃんも
「すごいなあ!」って、褒めてあげるおとうさんも
とってもすてきです。
だんだんと日が暮れてゆくところも、
少し寂しくもあたたかい。
クリスマスのプレゼントにしたい、やさしい絵本です。