おじいちゃんの車はおんぼろ。
風が強い日は屋根が飛んでいき、雨が強い日は雨漏りが。
スピードを出し過ぎると、タイヤが・・・・・・。
見開きを開くたびに、クスリと笑ってしまいます。
村上先生の描くおじいちゃんが、とってもく可愛くて魅力的。
町を走るのにもとてもゆっくりなので、ほかの車に追い越され、それでもおじいちゃんは、にこにこ運転してます。
お年寄りになると気も長くなるのかなぁ〜、なんて思いながら読んでいました。
ある日とうとう登坂で動かなくなった車。
いつでもどこにでも一緒だったこの車。
その晩新しい車のカタログを見ている家族。
でも、おじいちゃんは外で、星空を一人見上げています。
おじいちゃんの部屋でみつけたのは、・・・・・・。
おじいちゃんに歴史あり。
おじいちゃんの車にも歴史がありました。
随分長い年月付き合ってきたんですね。
大切にしてきた愛車でした。
だから、のろのろとしか走れなくても、おじいちゃんはにこにこしていたんですね。
たくさんの思い出を乗せて走って気なんだな〜って思ったら、ここで、しんみりとした気持ちになりました。
さて、このおじいちゃんの車はどうなったでしょうか?
読んでのお楽しみということで、・・・・・・。