3歳11ヶ月の息子に読んでやりました。ねずみくんシリーズがブームですが、今回はぞうさんとねずみくんのシーソー。どう見たって、ぞうくんの方が重い。それをなんとかぎったん、ばったんとやりたいので、ねずみくんがねずみくんの友達をどんどん呼んで乗ってもらいます。でも、なかなかぞうさんに匹敵する重さになりません。そこで、ねずみくんは「もうぼくのお友達、いないの?」と叫ぶと、向かいにいるぞうくんが、「ぼくもお友達なんだよ」と。それがきっかけでぞうさんがねずみくん側にちょっと傾いたときに、シーソーが均衡する・・・。
ぼくだってお友達なんだよ、というつぶやきがとってもかわいいですね。そしてシーソーのバランスがとれた瞬間、息子は大騒ぎ。やはり息子なりにその瞬間を待っていたんだなーと思いました。ぞうさんだってお友達。たまたま反対側に座っているけど、ぞうさんもお友達。仲間はずれにしないようにというそういうお話です。かわいいお話です。ねずみくんシリーズでもなかなかこういうテーマを扱ったのはないのではないでしょうか。