森のはずれの小さな家に住んでいる、ボビンさん。戸口のベンチに座って、パイプをふかしながら、丘や空や動物たちをながめるのが大好きです。
ある日、家の外を通るハンターを見たボビンさんは、その出で立ちに感銘を受けます。自身、格好いいハンターの衣装に身を包み、猟銃を持ち、草原に出かけたボビンさんがハントしたのは…。
ボビンさんも動物たちも「狩り」の時間を本当に楽しんでいるのが伝わってきて、心が温かくなります。狩りの後でボビンさんが食べる夕食も、すごく美味しそう。結末も素敵です。
落ち着いたタッチの絵とともに、ゆったりと、優しい時間を過ごせる一冊です。