難しいことを順序だてて考察し、分かりやすく導いてくれる、非常に興味深い絵本でした。
しっぽがある動物と、しっぽがない動物では何が違うのか、似ているけれどしっぽの長さが違う動物を選び出して比較したり、いつから分かれたのかを考えながら、考えていきます。
しっぽには様々な役割があること、そのあるなしに関わっているのは、はるか昔の命のはじまりの頃であること、そして形の違いは環境、生き方の違いであることがすっと入ってきました。
結論をぱっと言ってしまうのではなく、順に考えていくこのつくりが、絵本にはあまりないのでとてもよかったです。