主人公アレックは、本を読むのが大好きな小学6年生の男の子。読書に熱中するあまり、授業中先生に怒られることもしばしば。クラスメイトからもからかわれます。
そんなとき放課後教室で読書クラブを作ることになりました。誰にも邪魔されず好きなだけ本を読める場所にするため、「負け組クラブ」と名づけます。しかし少しずつ読書好きな生徒が集まってきます。
そんなときアレックの両親が読書クラブを反対、アレックは負け組クラブに残るため奮闘します。自分の主張を受け入れてもらえるよう知恵を絞ります。話し合いの場面では、言い方を冷静に考え論破していくところがとても痛快です。
アレックは、負け組クラブを通じて大きく成長していき、新たな自分の一面にも気づきます。そして最後には大仕事をやりとげます。
この本は各章が短めなので、読みやすいです。学校生活を題材にしているので身近に感じやすいかもしれません。高学年の男子におススメです。