「大好きだよキヨちゃん」 てんぐざるさんの声

表紙の絵がとてもかわいかったので、主人公の「ぼく」が好きなこの名前が「キヨちゃん」なのかと思いました。
「好きな」ことには変わりませんが、「キヨちゃん」は「ぼく」の認知症なってしまったばあちゃん。
認知症の人がいる家族は、多分この絵本で語られている以上に心身ともに大変なんだと思います。
けれど、認知症になってしまった人だって、好きでボケたわけじゃない。家族や周りの人のこと、大切な思い出を、好きで失っているんじゃないってことが、この絵本からはとても伝わってきました。
「ぼく」と「キヨちゃん」の心の触れ合いが素敵でした。