子どものトラウマ治療のための絵本シリーズの1冊です。
子どもの心の傷に対して、親がどのようにアプローチすれば良いかという、ケーススタディのような絵本です。
きめ細かい解説が添えられているので、絵本の事例にとどまらない、親のあり方、大人のあり方についてサジェスチョンしてくれる心理教材のように思えました。
絵本は、父親の死によって心の傷を負ったジェーンが、どうしたらそれを乗り越えることができるかという、心理治療のケースについて語られています。
事実は変えられないけれど、心の持ちようは浄化ということで、補強されていくのでしょう。
解説は「養育者の方々へ」とタイトルづけされていました。