2007年度読書感想文コンクール小学校中学年課題図書。
なるほど、命を軸に描かれた少女の心の動きが共感できます。
れいちゃんは飼っていた空色のセキセイインコ、ピピッチの死を知ります。
おまけに、ピピッチの亡骸まで、せっかく作ったお墓をカラスに掘り返され、
失います。
ダブルのショックにいろいろな想いが交錯します。
特に後半のカラスとの対峙が感動的です。
私自身子どもの頃セキセイインコを飼っていて、もちろん、死も体験していますから、
れいちゃんにとても共感できました。
周りのお友達の存在感も素敵です。
悲しんでいるお友達への対応のヒントになりますね。
ラストのれいちゃんの行動、ほめてあげたいです。