リサは、くまのコーちゃんを抱いて、お母さんと一緒に洗濯屋さん(コインランドリー)に行きました。最初は静かに待っていたコーちゃんでしたが、リサとお母さんの何気ない会話から、自分にポケットがないことに気づいたコーちゃんは、「ぼくもポケットつけよう!」と、ポケットに合う布を探しに出かけてしまいます…。
『くまのコールテンくん』の続編です。コールテンくんとリサの出会いを描いたこの前作を読んでから、こちらの『コーちゃんのポケット』を読むことをお薦めします。(私事ですが、『くまのコールテンくん』はわが家のお気に入りの一冊で、コールテンくんのその後を描いたこの本の存在を知った時は、いたく感激しました。) 前作同様、コールテンくんのあふれる好奇心は健在!(笑) その好奇心をリサが上手に受け止めます。コールテンくんがどんなに大事にされ、幸せに暮らしているのかが充分に伝わってきました。リサの愛情は親のそれに似ています。愛ってあったかいものなのね、と今さらながら教えられました。