息子と一緒に絵本を読みました。
3年生の教科書に出てくるお話ですが、その前にきちんと親子で絵本を開いておきたかったからです。
その夜、絵本を読みながら、親子で苦しくなってしまいました。
息子は涙が止まらず、なかなか眠ることが出来ませんでした。
ちいちゃんがひとりぼっちで壊れかけた防空壕の中にいる時の気持ちを思うと胸が張り裂けそうでした。
息子はいよいよ、教科書で学ぶことになりました。
教科書を開いて音読する息子は、声に詰まり、ぽたぽた涙の粒を落としながら読んでいます。でも、「もう、読みたくない。」とは言いません。
戦争を知らない親子ですが、「きらきらした笑い声」のあたたかさはよく知っているつもりです。だからこそ、この絵本を開くたび、読み返すたび、二度とちいちゃんのような小さな命を奪ってはいけないという願いが胸の中いっぱいに広がります。
ぜひ、ぜひ読んでいただきたい絵本です。