学校の帰り道で捨てられている猫を拾ってきて、がんばって里親を探すという内容のお話です。
表紙からは、もっと単純な内容を想像していましたが、
なかなか飼い主がきまらず焦る思いや様々なトラブル、保健所の話などがうまく織り交ぜられていて、ハラハラドキドキ、飽きさせないストーリーでした。
贅沢はできない家庭の事情や、それをよく理解しているちいちゃんの気持ちがせつなくて、我慢していた思いを吐き出す場面では、涙が出ます。
幼児でも理解しやすく、それでいて深い、繰り返し何度も読めるお話です。
字が大きく、絵もかわいいので、もうすぐ5歳になる娘も一気に読んでしまっていました。この本をきっかけに娘は文字数の多い本を読めるようになってきました。