戦争中、男の人はみんな戦地へかりだされた。
残った女こどもは、夫やお父さんの無事を祈り、お国のためと寂しさや仕事に頑張って耐えて、帰りを待った。
海の向こうで起こっている戦争の様子、夫は無事か?息子は生きているか?
そうしたら、村にたくさんいたからすが、海を渡って夫や息子にお経をあげているという。あんなにたくさんいたからすは村にいなくなった。
その光景は本当にそうしているように見えたのだろう。
からすがぼうさんになるわけはないが、黒い羽根がまるでぼうさんの袈裟のようで・・・。
戦争は悲しみしか連れてこない。武器を捨てよう。