子のないおじいさんとおばあさんが祈り続けたら、おばあさんの指のまめから生まれたまめたろう。
かわったところから生まれた赤ん坊です。
小粒のまめたろうの活躍は、ちょっとおやゆびたろうのようでもありました。
それでも、いきなり大きくなるのではなく、自分を呑みこんでしまったヒキガエルを退治したり、
オオカミの群れを退治したりしていくうちに、だんだん大きくなっていくところなどは、
成長感があって良いかなと思いました。
鬼退治に関するお話は、桃太郎を思い起こします。
それでも、お供のメンバー、鬼との闘いのところには新鮮さを感じました。
大川さん、長谷川さんの創作民話としてのアレンジが楽しめる絵本です。