詳しいことは、書いてありませんでした。なので、はっきりしたことはわかりませんが、副題に書いてある通り、ベースはしっかり「あかずきんちゃん」でした。そこにアフリカ風のスパイスを入れて作られたお話という印象です。
舞台はアフリカです。主人公サルマはおしゃれがしたくなるお年ごろにさしかかった10歳くらいではないでしょうか?
大好きなおばあちゃんに頼まれて、町へ買い物に行った帰り、荷物があまりに重たくて、「絶対に知らない人と話してはいけないよ」というおばあちゃんの忠告を忘れて、いかがわしい通りで声をかけられたいぬ(擬人化されています)の話にまんまとのせられ…。
出てくる登場人物みんなが、個性的で、面白いキャラクターたちでした。
特にサルマから、荷物や衣装を取り上げたいぬは、サルマになりきって訪ねていった、おばあちゃんとのやり取りが、イラストも含め面白かったです。
おばあちゃんには、いくら目が悪くても自分のかわいい孫の輪郭ぐらいは、見極めてほしかった。まぁ、それを言ってしまったら、物語はちっとも面白くないんですけどね。
また、衣装や小道具が、いかにもアフリカらしくてよかったです。