私には、高校生の息子がいます。
その息子が、私は何も言っていないのに、よく
「うるさい」
と言ってきます。
私はそのたびに、ドキッとします。
だって、それはいつも心の中で
「なんてかわいいんだろう」
と、息子のことを想っているときに言われるのですから。
私は、自分は愛されているんだという確信は、その子どもの中にゆるぎない自信を培うと思っています。また、ぞんぶんに愛された記憶は、何かの試練にぶつかったとき、子どもにふんばる力をもたらすと思っています。
ふだんから「かわいい」と言えている親御さんも、そうではない親御さんも、この絵本を子どもさんといっしょに読んでみてください。読み終わった瞬間、何かが起こるかもしれません。