我が家の娘達にランドセルを購入するのはまだまだ先ですが・・・。
北海道の桜の季節は5月。タイムリーな美しい表紙に、思わず手に取りました。
おっとりタイプで、思わぬ悩みを抱える事になる「さなちゃん」。
少し気まぐれにも見える天真爛漫な「らんちゃん」。
どちらもリアルだな〜と思いました。
さなちゃんが悩み続ける場面は一緒に苦しくなりますが、
絵本を通してそういう心の機微を知ることも大切かな、と感じます。
さなちゃんタイプの子も、らんちゃんタイプの子も、そうでない子も。
仲の良いお友達と“一緒”は嬉しい。
でも、終始人に合わせてばかりいたり顔色を窺ったり、
主体性が失われると苦しい・・・。
さなちゃんが約束に振り回されて終わり・・・ではなく、
らんちゃんの「よかったー!」の繰り返しに、
らんちゃんの優しさや申し訳なさを感じて、一緒にホッとしました。