ちいさなアリのありこ、本の中でもやっぱり小さいなぁ。
でもおばあちゃん家へ木の実とどける、お母さんの大事なおつかいだ。
見ている方が心配になるくらい、小さいけどがんばれー
と思ったら、あっちゃー・・・カマキリに・・・。
まちがってごめんなさいって、あやまったぞ!
なのにカマキリったら・・・。
ありこも思わず、悪態のことば、口をついてもれたか・・・
ケンカの火ぶたは、こんな風に始まるものです。
続く、続く、悪態のマトリョーシカ、怒りの連鎖。
火を消したのは、クマ母さんのお叱りでした。
母の愛は悪態をもしずめるおしりぺんぺん。
そして小さなありこは、最後もちゃんとごめんなさいと言ったね。
感心、感心。ありこのお母さん、大したものです。
小さくても、こうやっておおきなべんきょうするんだなぁ。
すてきなお話、すてきな絵に、感謝。