表紙のきれいなきみどり色に惹かれて手に取りました。中のページにも山の牧場ののどかな風景が広がっていて、のんびりと気持ちがいいです。
子牛のはなこさんは、甘やかされてごちそうばかり食べて育ったので、むくむく太っています。放牧場に連れて行かれた日に他の子牛たちをみんな負かして女王になってからは、さらにいばり放題に過ごしていました。
ところがある日、お百姓さんが持ってきてくれたおいもとかぼちゃを独り占めしてしまい、大変なことになってしまいます。
子供たちも読んでいる私も、思い当たる節があり、はなこさんの一大事に一緒にドキドキです。ちょっと教訓めいたお話しですが、ユーモアたっぷりなので、さらっと楽しめます。