『だくちる だくちる』がV.ベレストフの詩「はじめての歌」が原案と知り、
その詩を捜していてこの作品に出会いました。
『だくちる だくちる』よりは直訳に忠実のようです。
孤独な恐竜イグアノドンが出会った、翼竜プテロダクチルスの様子が、
生々しく語られます。
『だくちる だくちる』の描写は、やや抽象的であったのに対し、
今作では、表情豊かな点が印象的です。
ラスト3ページ分の絵は、非常にメッセージ性が高いですね。
2冊を読み比べしているうちに原書まで調べたくなりましたが、
原書はロシア語のようで、断念。
見返しに記されたロシア語だけで、その世界を楽しむことにします。