ドリトル先生シリーズを読み聞かせしているのですが、実に長くてなかなか終わりません。
一緒に読み始めた「ふくろ小路一番地」の方が何となく字が大きいような気がして、一ページの行数を数えてしまいました。
ドリトル先生の方が一行多くて16行ありました。
ドリトル先生、文章はいいしとてもおもしろいので小学生に読んでほしい本なのですが、果たしてこの字の細かさでゆとり教育で読書力が低下している今の三・四年生が一人読みしてくれるのかと心配になりました。
廉価なのがありがたいですが、今後子どもたちに読み続けてほしいので、再版される場合には何か工夫していただけるとありがたいです。
さて、内容ですが、航海から帰ったドリトル先生が動物園を作ります。動物園といっても動物の楽園のような感じがドリトル先生らしいと思いました。
そしてお金のことに無頓着なのがまたドリトル先生らしいと思いました。
長い話ですが、エピソード的には最後の方のお話がドキドキ感がありおもしろかったです。
井伏鱒二さんの訳で日本語の文も美しく内容的にもおもしろいです。
読み聞かせなら二年生ぐらいから聞けると思います。早読みしてほしくないので、ぜひ読み聞かせしてほしい児童書です。