ベルギー生まれの絵物語です。縦25センチ横15センチで141ページ。長い?それがそんなことなく読み進められるのです。主人公は、食いしんぼでちょっと太めのキツネのフォスと、しっかりものに見えておっちょこちょいのウサギのハース。キツネとウサギが同居・・・のっけから危ないシーンがあるあたりから、141ページ目がどうなるか読むしかないじゃありませんか。
ご近所さんのおとぼけフクロウ(ミミズク)さんと同居の「たまっこちゃん(卵)」の行く末も気になる気になる。
さらに、美人のリスまで絡んできて、人間で映画化してもいいようなコメディーが展開します。
会話文が多く、強調されるところは太文字、絵が抜群にユーモラスで各ページに散りばめられているので、絵本ばかりでなく「本」も読んでみたいけど字だらけは・・と悩む子ども達におすすめできます。逆に、絵入りなんてガキ、なんて思う大人びた子どもにも受け入れられる作風かもしれません。
もちろん大人にもおすすめします。