筒井先生と林先生の絵本は、こどもたちはもとよりお母さんたちの気持ちをグッと引き寄せる作品ばかりですね。
お母さんの気持ちになったり、主人公の女の子の気持ちになったり。
この作品は、主人公のあさえちゃんの表情のアップがあまりありません。
が、かがんでいる姿、後ろ姿、走っている横顔に、夢中な様子や驚き、必死さが本当によく伝わってきます。
公園への入り口が見えてきたページのあさえちゃんの翻るスカートの裾に、涙が出てしまいました。
あやちゃんに駆け寄り、抱きしめるあさえちゃんを見て、きっとしっかりものの優しいお母さんになるんだろうな〜って、思いました。