小学生の息子が、クラスで飼う生き物についてみんなで話し合っているのに、なかなか決まらないと言っていたので、手に取りました。
この本に出てくる3年2組も全く同じ。
金魚は楽。
うさぎはかわいい。
そんなもん、飼いたいなら自分家で飼えばいいだろ!
話し合いは決まりません。
でもそんな中でいつも話を聞かないナオヤが大胆提案。
「牛を飼おう!」
先生や保護者、近くの農場も巻き込み、4ヶ月の約束で子牛を飼い始めることになりました。
みんながみんな、牛を飼うことに賛成しているわけではありません。
牛が怖い、臭いといって世話をしようとしない子。
でも子牛は繊細で病気になりやすいんです。
最初は怖い、気持ち悪いといっていた女の子、まゆはそんな子牛の姿、怖いけど、臭いけど子牛のために一生懸命世話をするクラスメートの姿を見て少しずつ可愛いと思い始めました。
生き物を飼うということは可愛い、楽しいだけじゃダメなんだということに改めて気付かせてくれました。
ちなみに息子は、牛飼うの良いな、でも実際に飼うのは大変だから、違うのにしようと言っていました。