表紙の、窓から顔をのぞかせているおじいさん。
このおじいさんは、水が上がってくる街に住んでいます。
水が上がってくるから、上に上に、どんどん新しい家を建ててゆきます。
いま暮らしている家の、その下の家には、どんな思い出が詰まっているのでしょう。
その下の家には?そのまた下の家には・・・・?
下へ下へ
思い出を探しにゆくおじいさんを見ていて、胸がギュッとなりました。
けれども、おじいさんは ずっと幸せだったのだと思いました。
私も、以前暮らしていた家のことを思い出しました。幸せが沢山詰まった家です。
おじいさんが、色んなことを思い出せてよかった。
幸せな思い出は、未来への力になります。