お経を忘れてしまった小僧さんは、檀家で、うさぎに教えてもらった歌をお経のかわりに歌います。それも、かなり堂々と。
檀家の人々も、驚きながらも寛容に受け入れるという、なんとも微笑ましいお話でした。
新美南吉の作品は、素朴で温かくて、どれも魅力的なお話ばかりですが、そこに鈴木靖将さんの絵が加わることで、その魅力は倍増します!
大胆で、ユーモラスで、温かい、とっても素敵な雰囲気に仕上がっています。
ちいさな子でも、きっと気に入ると思います。
幼少の頃から、気楽に文学作品に触れることができる、素晴らしいシリーズです。