題名のとおり、サーカスのようにだまし絵が次々と展開するという次第。
読み聞かせというよりは、実際手にとってああだこうだと体感するタイプの本です。
お馴染みの逆さ絵や錯視などを駆使しただまし絵はお見事です。
その仕組みまで、どうして?という疑問にまで発展すればいいですね。
「はらはらどきどきのぶたい」での赤い棒、絶対違う長さに見えますが、
指や物差しで計ったら一緒という不思議体験もできますよ。
学生時代心理学の授業でもお目にかかったので、私的には懐かしかったです。
ただ、少しばかりおどろおどろしい生き物達も登場するので、
ホラーが苦手な方は覚悟が必要ですね。
また、眼の調子がいい時でないと、目を酷使しますので、気分が悪くなることも。
ともあれ、最後の方では意地になって見つけてやる!の心境になってしまいました。
脱帽。