保育園の朝。
「ママがいっちゃたよう」と泣いているあっくん。
ちいちゃいお友だちから、お兄さんまでなぐさめに来てくれるのですが、とにかく泣きやみません。
と、空から雨が降ってきて…。
働くお母さんの正念場ともいえる、保育園通い。
子どもさんも寂しく悲しいけれど、お母さんが一番辛いと思います。
でも、この絵本を読むと、お子さんは泣いてばかりじゃないようです。
あっくんの気持ちに寄り添い、励ましてくれる小さいお友だちがたくさん。
こどもの気持ちは、こどもが一番良く理解できるのかもしれません。
保育園の中で、遊びながらけんかしながら学べる社会性。
親には伝えられない事がたくさんある素敵な場所と、視点を思い切って変えて、明日の朝は「行ってくるね」とお子さんに手を振れる、そんな一冊でした。