「デイビッド」のシリーズでお馴染みのデイビッド・シャノン作ですが、この絵本の主人公アリスも、
デイビッドと同じいたずらな笑みを湛えた元気いっぱいの女の子。デイビッドの女の子版といった感じでしょうか?(そこまですごくはないかな!?)
本当は、カエルをお姫様に変えたりできる本物の妖精になりたいのだけれど、今はまだ修行中の身。うっかりジュースをこぼして、真っ白のワンピースを赤に変えてしまい(!)、「公爵夫人」(ママ)に塔(子ども部屋)に閉じ込められてしまったり・・・。妖精の毎日も、そんなに楽ではありません。
アリスと同じ星型の魔法の棒を持って、日夜、妖精になるための修行に励んでいる娘! アリスの魔法の棒の使い方と言い、呪文のかけ方と言い、本当に娘を見ているようで、可笑しくなってしまいます。
デイビッドのシリーズ同様、ぜひぜひ、日本での出版を実現してほしい作品です。