まずストーリー抜きで、どのページをめくっても とても美しいやさしい絵で、なんとなく大まかなお話を想像できるような運びだな、と感じました。
柔らかく揺れている柳の葉、ポカポカの日差し、頬に当たる風の柔らかさや温度…絵を見るだけで伝わってきます。
ライオンが動物園の中でどうして不機嫌で荒くれ者なのか、このへんの背景を理解するには子どもの想像力と知識も必要な気がします。
ライオンを思いやり、その気持に寄り添おうとするおじいさんが植えた柳の木。 おじいさんの思いはライオンに届き、やがておじいさんとライオンの気持ちがお互いに寄り添い合い、一夜のミラクルが起きる。
大人が読んでもすてきなファンタジーです。
ライオンの表情の変化も見て欲しいです。
年長さんくらいからおすすめしたいです。
この絵本の原画展があったらぜひ観に行きたい!!