新刊として出た時から気になっていた本です。
スケート遠足という聞きなれない言葉に惹かれました。
単に遠足ということだけでなく冬の季節のオランダの様子や運河が凍って自然のスケート場ができること、スケートをしに来る人たちのために喫茶店のようなテントまでできていることなど、今まで触れたことのないオランダ文化に触れた気がしました。
また、子どもたちの無邪気さや友情、子どもたちを見守る大人たちの優しさなどが感じられました。
食べ物が至るところに出てくるのでオランダの食文化も垣間見えました。
特に、エベルトが氷に落ちた時に、助けてくれる農場のおばさんのおもてなしがよかったです。
一人で読むなら中学年以上ですが、読み聞かせをしてもよい内容ではないかと思います。
こういうお話、学校の先生が空き時間に読んで下さったらいいなあと思います。