ある日ノラは友達の動物達(犬・羊・山羊・2匹のがちょう)と共に
不思議な絵をみつけます。どうやらたからものの地図のようで、
目指す場所は「ねむれるたからの城」
1人と5匹は早速冒険にでかけます。
でも、地図にはなにやら危険な香り。いつもはだれも近づかない
黒い森を通っていかなければなりません。
ノラは怖いものなし、勇敢に森に入って行きましたが、仲間は
恐れおののいて一匹また一匹と仲間は逃げてしまい、
とうとう犬のキキとノラだけになってしまいます。
挿絵がとても緻密で、何か出てきてもおかしくないくような
雰囲気があります。
特に黒い森の入り口はとても立体的に描かれており、本当に吸い込まれて行きそう。
1ページ1ページに隠し絵の要素もあり、じっくり眺めたい作品です。
恐怖心と言う物は、布切れ一枚を化け物に見せる。
ふっと触れた枯れ枝すら、お化けに触れられたと錯覚する。
それは誰でもが経験した事があるのではないでしょうか。
「あるあるこういう事!!」と共感しほくそ笑んでしまいました。
最後にはたからものを手に入れます。でもそれは形あるものでは
ありません。仲間っていいね。