せなさんのベストセラーの中の一冊。
大人はとかく躾のために読みたくなる。
でも、保育園のこどもたちの反応はちょっと違う…。
例えばうちの子の例でいうと
1歳半 ことばがまだ上手く使えず、よくガブリガブリと友だちを噛んだり、ひっかいたり。これはどの子にもあることだから仕方ない。そう保母としての自分は思う。でも親としてはいたたまれない…で、この本をそっと彼の本棚にしのばせた。
表紙に惹かれ手に取った彼。読み聞かせると、おばけになるのが意外だったらしく、おおよろこび。わんちゃんの口を真似したりして…。はぁ…まあそんなものよね。せなけいこを躾のために読んだ私が悪かった。
しかし、2才になったらもう口をあんぐり開けて、目はどんぐり眼に。描かれている内容が理解できたのでしょうね。それでも何度も読んで欲しいと持ってくる。「自分はこんな事せんよ、お兄ちゃんじゃけん」とでも自分に“言い聞かせて”るのかな?と思っています。
園で年少さん位になってから読むと、小さい頃は怖がって泣いた子も大にこにこで2匹に対して説教したりオバケになるのを楽しんだりします。
年齢によって読み方が変われるって傑作の証拠!