濃いピンク(薔薇色)に黄色い風船を持った少女の表紙。
ぱっとみて、その佇まいからして引かれます。
そして「ロンパーちゃん」。
(ロンパーちゃんってお名前もよく考えたらふしぎだなぁ・・。)
でもそんなことを考えるヒマも与えずに、酒井駒子さんの絵と文は
ぐぐっと引き込んでゆきます。
ロンパーちゃんは2歳くらいかしら。
町で貰った黄色い風船は、まるで幸せの象徴。
いっしょに遊んだり、おままごとしたり。
優しいお母さんがスプーンをくくって、ロンパーちゃんと同じ目線に
浮かぶようにしてくれました。
ロンパーちゃんの圧倒的な可愛らしさはいわずもがな・・・。
対して、脇役お母さんがちょっとグラマラスで、ヒールのあるパンプスはいたりして、大人っぽさや安心感が出ていてまたいいです。
二の腕がちょっと太いところとか・・♪
風船が飛んで木にひっかかってしまい泣く・・・
そんな可愛らしい素直な子供時代は意外と短い・・。
わが子のそんな今をだいじにしたいなーと思わされました。
泣き顔さえ可愛い・・・そんな時期を。