絵がすてきなオリヴァー・ジェファーズさん。
どんなお話だろうと気になっていたところ、図書館で見つけて借りてみました。
題名から、なんとなーく暗くて重たいお話なのかと思い込んでいたのですが、期待以上に染みてくるものがありました。
世界のふしぎで頭の中をいっぱいな女の子は、その世界のふしぎについておじいちゃんとたくさんお話をします。
きっと、物知りのおじいちゃんがいろんなことを教えてくれていたのでしょうね。
ふしぎを知ることに夢中な女の子でしたが、ある日おじいちゃんがいなくなったことによって心がからっぽになってしまいます。
心細さと傷つくことを恐れて、心はビンの中にしまっておくことに…。
心はビンの中にあるから、世界への興味も夢中だった自分のことさえも忘れてしまいます。
そうしているうちに時は流れ女の子は女性になります。
ふと出会う女の子によって心は元の場所に戻り、世界も戻ってくるのですが、、
心で感じることの素晴らしさにしみじみしてしまいました。
なかなか心で感じることを頭で理解することってないと思うので、良い機会になったなと。
大人向けです!