私が「聞いて、聞いて」と読み始めたとき、下の子は宿題をしながらで、絵の方は全く見ていませんでした。
一度読み終わった後で、「ちゃんと見せて」と絵本を見てビックリしてました。自分が耳で聞いたイメージとさえちゃんやお母さんが大分違ったんですって。
どんなさえちゃんを想像していたんでしょうね?
タイトルからして「ワクワク」してくる作品で、音にして聞くだけでも面白いですが、さえちゃんが秘密の場所で、春夏秋冬を想像して、動物たちと話しているシーンは、絵を見ると更に楽しめます。
上の子は、さえちゃんが動物たちと話しているそれぞれの季節のシーンがとっても気にいったそうです。
私自身は、最後にお母さんがさえちゃんを見つけて抱き上げ、寝ぼけたさえちゃんが、お母さんを「パーティーに呼んであげるからね」と、内緒話しているシーンが一番好きです。
私も小学校低学年くらいの頃、名ばかりの「秘密の基地」を作りましたが、今の子どもたちには、そんな場所があるのかなぁ。あるといいなぁと、読みながら思いました。
3,4歳くらいから小学校低学年くらいのお子さんに、特にお薦めしたいです。