ネットで本の検索をしていて、面白い題名だな。と、心にかかり、図書館で探してきました。
主人公は小学5年生の女の子「鳴」。
いざ感想を書こうと思って、物語を思い出してみると、小さな1冊の本に、いろいろな出来事が書きこまれていたなと、ちょっとびっくりしました。
でも、それがわざとらしくもなく、このくらいの子どもたちの日常に起こりそうなことで、しいて言うと、鳴のその日その日に起きた日記を読んでいるみたいな印象の内容でしたが、
話が四方八方に飛んで区分けでなく、ちゃんと1本筋の通っているところがあったので、とても読みやすかったです。
主人公は小5でしたが、鳴と同い年の下の子よりも、上の子の方が好きそうな話だったので、これも、上の子の朝読に薦めるつもりでします。
私は個人的に事故で右腕を切断してしまったおじさん「赤羽さん」が好きです。彼は物語になかなかお素敵なスパイスを入れてくれています。
あと、鳴のクラスメイト達がいい子ばかりで
(現実の世界では、こんなことあまりないかもしれないけど、これは物語なので)、
その辺も読んでいて、気持ちよく読めました。
本の好きな子なら小学校高学年くらいから、中学、高校生にもお薦めです。