落語絵本で良く目にする川端先生の作品と言うことで手に取りました。
ん〜〜〜〜〜、面白い!
シリーズだったんですかぁ〜。
さっそく前3作図書館で予約を入れました。
さて、表紙絵のルックスも滑稽で奇怪なタマネギ坊。
扉絵から始まっています。
彼は忍者。
ある漁村から、巨大イカ、タコ、エビ退治を頼まれ、海へ。
海中に漂う怪しい気配に、タマネギ坊は調合した粉を海へ投じます。
その粉の内訳を読み、時代劇っぽい登場人物たちのいでたちとはミスマッチの調味料の数々に、笑いながら読者としての立ち位置に悩みました。
さらに、不思議な呪文。
・・・・・・コッテハ、モミモミ マッサージ に大笑い。
お話会で使うなら、滑舌と笑いを抑える練習必須!です。
さて、この後の巨大イカ、タコ、エビとの格闘シーンは大迫力です。
忍法水遁の術・空蝉の術・土遁の印に笑いながら感心してしまいます。
終盤波打ち際へ、引き上げられた巨大イカ、タコ、エビの大きさとリアルさに唸ってしまいました。
そして、前半の不可思議な粉や呪文の意味に納得の結末。
作中随所にみられる洒落にもクスリとさせられました。
大満足の一冊でした。