長男おすすめのあそび島シリーズですが、私も毎回ドキッとさせられます。
山の中にある“ペガススの家”で、子どもだけでキャンプするという。
たんけんができる、虫がいっぱいいる、川遊び、カニつかまえやヤマメつかみ大会、ごえもんぶろ・・・とっても楽しそう。
でも、ひとりで泊まるなんて、おかあさんがいないなんて、ぼく困る。どうしよう。どうしよう。
あいこさん(作者であり、先生である。今回も実話だそうです。)がひとりひとりに、行くか行かないかを聞いていく。
みんな「いく」って答えてる。おねしょを心配していた友達も。
どうしよう。とうとうぼくの番がきた。
「ごめんなさい。ぼくはいけない・・・」
すごいことだと思う。
「行けない」と言える勇気。
そして、ぼくの気持ちを大切にする、周りの大人たち。
私だったら、「行けばいいのに・・・。」「行った方がいいよ。」もしかしたら、「行きなさい。」と言ってしまうかもしれない。
子どもの気持ちを尊重できる親になりたい、と反省させられました。
そして、ぼくことしんちゃんが、3年後に自分から行くことを決め、キャンプに参加でき、本当によかったと思います。
このシリーズは実話に基づくお話もいいけど、画家の伊藤秀男さんが実際に見て描かれてる、大胆な絵が魅力です。