アメリカ・インディアン民話だそうです。
以前、「ムースの大だいこ」という本を紹介しましたが、同じ作者・画家のコンビがかいてます。
が・・・絵の雰囲気がかなりちがい、びっくりしてしまいます。(こちらは、明るい色づかいですが、「ムース・・・」の方は暗い版画でした。)
ふしぎなおばあさんが、一晩泊めてほしいとやってきますが、どこの村でも受け入れてもらえません。やっと、アリゲーターという小さな村においてもらえることになり、おばあさんはお礼にとうもろこしで作ったパンをごちそうしてくれますが・・・?
若者がおばあさんの髪をつかんで、灰の上をひきずりまわすシーンがあり、残酷に思えますが、おばあさん自ら望んだことであるし、「インディアンはとうもろこしをみると、おばあさんをおもいだし、ひとつぶもむだにしないでたいせつにたいせつにしています。」というラストに、インディアンのつつましさが伝わってきてジーンとなります。